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閉店セール最終日の仁さんです。１００年の歴史に幕。でも、不思議とそんなに寂しい感じはありませんでした。

父　仁作（にさく）　５５年
息子　仁壽（きみとし）４５年
それなりに頑張ってきた１００年でした。よくやった、おめでとうという感じです。

１月３１日の店内です

まだ少し商品が残っていますが、けっこうよごれのあるものも安くすれば売れるんですね。今頃気がついても手遅れですが･･･
　

一月足らずでよくここまで処分できたと思います。よく閉店セールというと　それ用に品物を仕入れて、閉店セールでもうけるのが普通のようですが、馬鹿正直な仁さんはそういうのが大嫌い。ですからほんとうに在庫処分のセールでした。

空きが目立つ棚もそのままにして　セール用の仕入れはしませんでした。最後の方は冬物がなくなり、昨年の夏物の在庫を売っていました。

１月３１日セール最終日。
セーター、シャツ、ジャンバー、上着等々は売れたのですが、ズボンがダメでした。すそ直しをしていられないので、その分７０％ＯＦＦと安くしたのですが　やはりサイズを合わせなければならない商品は難しいですね。残ったズボンはチャリティーのバザーに寄付するつもりです。

２月７日

後片付けも終わって　がらんとした店内です。この陳列棚や陳列用什器もみんな処分です。まだまだ使えるものでもったいないのですが、同業者以外に使いようがありませんので処分することに。

人台や陳列用什器ひとつひとつに思い出があります。
若い頃お金のない現金仕入れの帰り道に、日本橋の店装用品のお店をのぞいては今日は一つだけでいいや･･･そんな感じで一つずつ買い揃えたものでした。

とっておいても　思い出にしかなりませんね。狭い部屋を考えると感傷の置き場がないんですね。目をつぶって全部、ぜ〜〜〜んぶ処分！

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