店声仁語−17−(2015.1.1.〜   )
店声仁語:目次・・・
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ほほえみ   狩野 誠

いそがしいときに
イライラするときに
くやしいときに
不安なときに

 

私はそっと
私にたずねる
あなたはいま
ほほえんでいますか
     ……と


ほほえみ読本
なかなかほほえめない自分がいます。いそがしいときに、イライラするときに、くやしいときに、不安なときに・・・、顔がひきつって、とてもほほえんでなんていられない自分がいます。でも、そんな自分に気がつかない人がほとんどなんです。自分はほほえんでいるつもりで・・・。
 

 ★ 立夏

ビル外装−1がいそうこじ−2  3月10日着工したローリエヤマモトビルの外装改修工事無事終了いたしました。  40年前の竣工時はかなり濃い赤茶系の外壁でした。 今回はかなり明るい色の外装になりました。 行ったこともないモンマルトルの統一されたビルの色に、外階段の手すりはグリーンでアクセントをと注文しての仕上がりでした。一ヶ月半シートに覆われて若葉の芽生えが遅れた白樺の木も、待ちかねたように芽吹きはじめました。お気に入りのこの白樺がシンボルツリーになればと思っています。 ビル入口に並べた花鉢も植え替えしました。四季の花を植え替えたり鉢の手入れをしていると、知らない人からも「いつもきれいにしていますね」と声を掛けられます。そして「奥さんがやっているのだと思っていました」と言われます。今までの素焼きの円い鉢からビルの色と同じ色のプランターに植え替えました。何となくすっきり、花はビオラ、カランコエ、ゼラニューム、ペチュニア、匂い蕃茉莉、右端の少し高い木は姫沙羅です。白樺の下に見える濃い緑はわが家のシンボル「ローリエ・月桂樹」です。

 
二十四節気「穀雨」、NPO“PTPL”の美しい映像をご覧下い。
http://www.tomoiki.ptpl.or.jp/calendar/2016/iframe/24sekki/24sekki07-rikka.php 

   2016.5.5.

 

 ★ 穀雨

パティオ十番のけやき 
「世の中は三日見ぬ間の桜かな」
 この句の意味をあっという間に散ってしまった桜と書いてあることが多いようですが、三日の間家にこもっていたら桜が満開になっていたと、世の中の移り変わりの激しさを詠んだ大島蓼太の句ですね。 桜は散りましたが新緑の美しい季節です。麻布十番にはブロック毎に異なった街路樹が植栽されています。 こぶし、とちのき、もみじばふう、はなみずき、くすのき、やまぼうし、かつら、けやき、いちょう 等々。 こぶしの花は終わりましたが、はなみずきは、今、ピンクの花や白い花を咲かせています。追いかけるように5月には、やまぼうしの白い花も咲くことでしょう。パティオ十番の6本のけやきは、それぞれに芽吹く時間差があって個性的です。秋の紅葉の時も、時間差や色の違いもあります。見過ごしがちな風景ですが、皆さんの身の回りにもいろいろな季節があるのではないでしょうか。

 (←パティオ十番のけやき)

二十四節気「穀雨」、NPO“PTPL”の美しい映像をご覧下い。
 http://www.tomoiki.ptpl.or.jp/calendar/2016/iframe/24sekki/24sekki06-kokuu.php  

   2016.4.20.

 

 

きみちゃん★ 赤い靴のチャリティー

 きみちゃんのチャリティー、今年は30万円を子どもたちのためにユニセフに送りました。

 赤い靴の女の子「きみちゃん」のチャリティーが始まって28年になります。毎日きみちゃんの足もとに置かれた貯金箱に寄せられる浄財、そして匿名で届けられる方々の浄財、この1年に寄せられた皆さまからの温かな浄財、平成27年度分30万円を今日4月12日世界の恵まれない子どもたちのためにユニセフに送りました。 
 これまで皆さまから寄せられた浄財の累計総額は1334万円になります。大勢の皆さまのご協力本当にありがとうございました。これからも世界の子どもたちのためにきみちゃんのチャリティーにご協力下さいますようよろしくお願い申し上げます。
 私が赤い靴の女の子「きみちゃん」をはじめて「十番だより」に紹介したのは1987年10月でした。2年後の1989年2月にパティオ十番にきみちゃんの像が出来ました。像が出来たその日の夕方、誰かがきみちゃんの足もとに18円をおいていきました。それが赤い靴のチャリティーのはじまりでした。きみちゃんのお話しを話しはじめるときりがなく長くなってしまいます。いろいろなエピソードは折に触れて書きたいと思っています。
きみちゃんのページをご覧下さい。

2016.4.12.

 

★ 清明

外装工事−2外装工事−013月10日からビルの外装改修工事をしています。1976年の竣工ですから築40年になります。5年前の大震災の時も大きく揺れましたがクラックも入らず無事でした。建設会社は松井建設、明大グリークラブ同期の高橋昌彦氏が設計部に在籍中でお世話になりました。それでも40年の歳月ですから細かく診断すれば、モルタルの浮きや目に見えないクラックもあるだろうと改修工事をすることにしました。ビル全体に足場を組みシートで覆っての工事ですから、居住者にも近隣の方、通行の方々にもご迷惑をかけながらの工事です。迷惑を承知しながら「お互い様です、きれいになるのが楽しみですね」と言って下さる皆さんに感謝です。雨で工期が遅れることを考慮して、今月いっぱいの工事日程を組みましたが、20日頃までには出来上がりそうです。予想以上にモルタルの浮きがあり、ボンドを注入するための穴を開けるドリルの音がかなりの騒音でしたが、下地工事がすんで今日明日は静かな洗浄工事にホッとしています。外装の色、「楳図かずお宅のような赤白の縞はやめてくれよ」と言われましたので、今より少し明るいベージュにしました。色見本は小さいのでビル全体に塗装したときの感じがどうなるか、楽しみでもあり心配もしています。お花見はどこかにお出かけでしたか。二十四節気「清明」、いつものNPO “PTPL”の美しい映像をご覧下さい。
http://www.tomoiki.ptpl.or.jp/calendar/2016/iframe/24sekki/24sekki05-seimei.php

←写真手前の像は「赤い靴の女の子、きみちゃん」http://jin3.jp/kimi/kimi-1.html です。


2016.4.4.

 

★ 春分
寒川さま 一年ぶりに神奈川の寒川神社に行って来ました。圏央道が海老名JCTから茅ヶ崎まで開通したので、1時間でいくと思ったのですが、甘かったぁ。今日は三連休の真ん中、渋滞に巻き込まれました。神社の駐車場も満車、ここでも待たされました。今までは(店をやっていた5年前まで)火曜日の休みにしか出歩かなかったので、日曜祭日の混雑を経験していませんでした。
 私の病気平癒のお願いは、もう10年以上前から5度の入院手術といろいろ病気をするたびに続いているのですが、今度は家内がやっかいな難病と診断され、その平癒をお願いしました。病は気からと言われますが、気だけでないのも確かです。それでも治そうとする気、治ると信じる心がどれだけ大切かは、大病を経験したことのない方もわかっていただけると思います。医学の進歩という科学・化学的なもの以上に、それらでは説明できない精神的な治療があると私は信じます。今日も渋滞走行中の高速道で、あわやというような瞬間、私は生かされていると感じる時空を経験しました。こころの中でありがとうございますと、手を合わせる思いでした。
 そんな今日この頃です。桜のたよりも聞こえてきそうですね。二十四節気「春分」。NPO“PTPL”の美しい映像をご覧下さい。  
http://www.tomoiki.ptpl.or.jp/calendar/2016/iframe/24sekki/24sekki04-shunbun.php  

   2016.3.20.

 

★ 啓蟄

フェイスブックカバー 3月3日朝7時、JR水戸駅のホワイトボードにはこんなメッセージが書かれていました。
 「受験生のみなさまへ 。 あいにくですが当駅では合格への切符は販売致しかねます。お求めの方は今まで努力してきた自分を信じてそのままお進み下さい。本日もJR東日本水戸駅をご利用下さいましてありがとうございます。水戸駅一同応援しております」  
 フェイスブックにシェアされたこのメッセージを、私も又シェアして自分のページに載せました。温かなユーモアある応援が受験生には心強かったのではないでしょうか。同じニュースやメッセージを見ても、人それぞれ感じ方見方は異なります。自分のことばかり書くだけの人がFBにはけっこういます。それがSNSとFBを勧めてくれた友人は言います。考え方の違いですから、そんなものかとFBがやっとわかりかけてきた今日この頃です。
 水戸駅、この日は茨城県立高校の試験日で、15時には 「受験生の皆さま お疲れさまでした 気をつけてお帰り下さい 水戸駅」 合格を暗示するように桜のイラストで囲われて書かれていたそうです。 こんな言葉やこころをシェアするのがSNSだと思うのですが、自分のこと書かなければFBにならないでしょうと言われます。考えすぎないことがFB、私はFB初心者、失格ですね。 二十四節気「啓蟄」です。春もすぐそこまできていますね。ご自愛下さい。
 (写真はフェイスブックのカバー写真、天馬はローリエヤマモトのCI、シャチはPCの壁紙、赤い靴はライフワークの「赤い靴のチャリティー」のシンボルマークです。

   2016.3.5.

 

★ 「雨水」にいただいたReメールです。難病で視力をほとんどなくした友人が、見えない目でReメールをくれました。拡大したモニターに一字一字探すように打っているのだろう姿を思うと、ありがとうの気持ちでいっぱいです。こんなメールでした。

 雨水、春もすぐ。私もフェイスブック登録していますが、あまり見ていません。人皆異なる人生観を持って生活しているわけですが、私もよく考えることがあります。過去を思い喜んだり後悔したり、でも過去は戻らない。では未来は、どんなに考えても思ったようには進んでくれない。その日その日最善を尽くして過ごす以外は無いと思います。自分も仁ほどではないが、大病に苦しんできた。神や仏の存在を信じない自分ですが、亡くなった父母、次兄に嬉しいことがあれば「ありがとう」、つらいことがあれば「どうすればいい」と問いかけることがある。何か一緒に考えてくれているような気がして、出した答えに何かほっとする。
 小泉元首相の原発反対講演での言葉、「まだまだわれら高齢者も・・・」と言う一節に興味を覚えました。それは、憲政の神様と言われた尾崎幸雄の晩年の言葉、「人生の本舞台は常に将来にあり」。94歳で亡くなる少し前の言葉で、幾つになっても過去を振り返りながらも、先を先を見て進む、まだ自分の大仕事は残っているぞと自分に言い聞かせていたのでしょうね。通り過ぎた大病は、今は結果として、いい思い出のはず。これからも病はやってくるでしょうが、お互い乗り越えてきた過去です。楽しみや喜びの中で、先を先を見つめていこうではないですか。
 先日、ドームで開催中の世界蘭展を一人で見てきました。一人で出かけるの一年ぶりでした。目を悪くしてから本当に出不精になり、でも何かほっとして、ゆっくり3時間ばかり見て歩きました。二、三年先が楽しみ花を4つばかり購入してきました。楽しみです。 

   2016.2.21.

 

★ 雨水

 フェイスブックを始めて一ヶ月です。シェアされたコメントの中にアップルの創立者スティーブジョブズの言葉がありました。 「手術室に入るとき、まだ読み終えていない本が一冊あることに気がつく。それは『健康な生活を送る本』」と言うものでした。 私は読書家ではないので読み終えてない本ばかりですが、「健康な生活を送る本」があっても読まないかもしれません。読んでその本の通りに生活できる人もいないのではないでしょうか。
  不健康な不摂生な生活をしていても病気にかからない人もいます。まじめに健康的な生活をおくっていて病気になる人もいます。 神様の与えた試練、超えられない試練はないと言われますが、神様はそんな意地悪ではないと思います。それでも病気になると、何で、何で私が、そんな悪いことしただろうか、 何でと思います。大きな病気にかかったことのない人にはわからない感覚かもしれませんが、この10年で、5度の入院手術を繰り返してきた私は、 また何か神様の気に障ることをしたのだろうかと振りかえってみるのです。その度に生かされて助けて下さるもの、また神様です。
 それは人それぞれのこころの中にある、生きることへの思いなのではないでしょうか。自分一人の神様がそれぞれのこころの中で自分自身を生かしてくれるのだと思います。 今はまだ生かされている自分を、こころの中に畏敬の念をもって信じることのできる自分自身の神様を、「愛」と言うのかもしれません。
  二十四節気「雨水」、春がそこまできています。

  2016.2.19.

 

★ 立春

蛍光灯LED
インフルエンザが流行っているようですね。お元気にお過ごしでしょうか。
暖冬のお正月から激寒の冬にもどって、季節の変化について行けないようなこの頃ですね。
でも、必ず春は来ます。桜の咲かない春はないようですね。
 4月からの電力の自由化に戸惑っています。自由化して安くなる電力なら最初から安くしてよ東京電力さんって感じです。 電線を引き直すでもないので、何でいろいろな会社が電力を売れるのかなぁって初歩的な疑問、どうもよくわかりません。ボケたかな。
 とりあえず、出来るところから節電をと、LED照明への切り替えをやっています。 今日はビルの廊下の非常灯を蛍光灯からLEDに替えてもらいました。 非常灯はバッテリーを内蔵して、停電等の時も30分は点灯している照明です。写真左が今までの蛍光灯、右がLED照明です。器具もすっきり明るくなりました。 LEDですから寿命は40000時間、一般には10年ですが、非常灯は24時間点いていますからそれでも次の交換は5年後、息子がやってくれるでしょう。
 二十四節気「立春」、昨日は節分、歳の数だけ豆を食べましたか。まだまだ寒さが続きそうですね、ご自愛下さい 。

  2016.2.5.

 

★ 「大寒 」のたよりに学生時代の友人からメールをもらいました。やはり親友、私の気持ちわかってくれているとうれしく思いました。こんなメールでした。

 寒い毎日、まさに大寒だね。自分も大学進学したのは稼業に入るのが嫌でサラリーマンになるつもりで進学したのですが、結果は思ったところへの就職が出来なかったこと、二人の兄の誘いもあり稼業を継ぐことに。自分としては2、3年で転職のつもりでしたが、やはりお袋が、「お前何かやりたいことがあるんじゃないの、この仕事そんなに甘くないよ・・・、後悔しないようにね」と言っていたことを思い出した。
 何度か止めたい、止めようと思ったこともあったけれど、今までこの仕事を続けられたのは、どこか心の片隅にお袋の言葉が・・・ということかな。兄弟3人で作りあげてきた、この稼業も小さいながら今は80人をかかえる企業になり、これから先はなかなか読めない環境にある業界だけれど、自分達兄弟の使命は一段落できたかなと正月に話したところです。
 この50年あまりの中で一番つらかったのは、仕事の辛さよりも、やはりいっしょにやってきた次兄を喪ったことだね。
 仁が稼業をついだときの複雑な気持ち、悩んだ末の結論としての稼業、お袋さんの言葉。今、仁は店を閉めたことに後悔もしていないし、すっきりした気持ちでいるのがわかるような気がします。同感です。
 お互い後何十年が難しくなった今日、少しでも長く、楽しみが続くように、健康、健康でいこうぜ。今日はお袋とのいい想い出を思い出させてくれてありがとう。それにしても毎日寒いね・・・。

  2016.1.24.

 

★ 大寒閉店の日

久しぶりに積もった雪、文字通り「寒」ですね。お変わりございませんか。都心の雪はすぐとけて、雪かきスコップも長靴もすぐに物置にしまい込んでしまいます。 雪国の人は大変だなぁって感じです。
 5年前の今ころはお店の閉店セールをやっていました。明治44年足袋屋として創業した父の跡を継いで、二代で100年というのは、 私が父の高齢の子だったからです。大学を卒業したとき父は77才、木造平屋の小さな店をやっている父を見て就職することはできませんでした。
 跡を継いだ私に、母は 「店を継いでくれと言ったことはない」と言っていましたが、母の言葉は「おまえはおまえの道を行けばよかったのに」の裏返しだと思っています。足袋屋からメンズショップに代わって、 そして50年、勤めていれば定年を過ぎた歳でした。時代も流通もすっかり変わったなかで創業100年目の閉店でした。
 早いものですね、5年経ちました。何よりも自分の時間がもてたこと等々、いろいろな意味でやめてよかったと思っています。二十四節気「大寒」、 まだまだの寒さです、ご自愛下さい。(写真は閉店セール最終日の私です
。)

  2016.1.21.

 

★ 小寒

 明けましておめでとうございます。

      何となく
     今年はよい事あるごとし
     元日の朝、晴れて風無し  

 ご存じ石川啄木の詩です。今年の正月は暖かくいいお天気でしたね。風もなく雲一つなく晴れた空を見ながらこの詩を思い出したのですが、 この詩だけを読んで今年はよいことがあるようにと願っていると、啄木に叱られそうな気がしてきました。「悲しき玩具」のこの詩に続くのは、 
  
       腹の底より欠伸もよほし
      ながながと欠伸してみぬ
      今年の元日

           何なんとなく明日はよき事あるごとく
          思ふ心を
          叱りて眠る

   貧しい生活と苦しい病床のなかで書かれた詩ですから、ほんとうは「今年はいいこといっぱいありますように」と単純に言ってはいけないのかもしれません。 それでもやはり快晴の空に今年一年の平穏を願っている今日この頃です。あとで「悲しき玩具」を読みなおしてみます。
 二十四節気「小寒」、暖かな小寒ですね。それでも「寒」ですから お風邪を召しませんようにご自愛下さい。

  2016.1.6.

 

★ 冬至

白樺9月 白樺12月
 一昨年の秋に植えた西洋白樺「ロイヤルフロスト」 、東京の暑さを心配していましたが しっかり麻布十番に馴染んだようです。 階段2階下くらいの高さでしたが、 今年は3mも成長しました。 今きれいに黄葉しています。 一辺1m、1/2uの三角形の小さな庭です。 両脇に月桂樹(ローリエ)が2本、 鉢には姫沙羅も育っています。 白樺はもうすぐ落ち葉して、幹と枝だけになりますが 、春の芽生えを準備しているのでしょうか小さな若芽を持っています。 パティオ十番の六本のケヤキの木も、少しずつちがった色の紅葉を見せてくれました。 赤い小さな実を付けたハナミズキも 、今はすっかり落ち葉して暖かな陽だまりをつくっています 。自然ってすごいですね。   二十四節気「冬至」です。 かぼちゃを食べてゆず湯に入って、 四季のある風景、いいですね。
 今年もあとわずか、お風邪を召しませんようにご自愛下さい。

写真 左9月11日の白樺、右 12月22日の白樺です

  2015.12.22

 

★ 大雪

 最近は居間でテレビを見ることも少なくなりました。食事がすむと「ごちそうさま」と自分の部屋に引きこもりパソコンとにらめっこです。 昨日は珍しく居間でテレビを見ていました。ラグビー関東大学対抗戦、早稲田VS明治です。隣にはこれまた珍しく息子が座って見ていました。
 「行け〜 よし!行け〜!」
 「ちきしょう〜 惜しいなぁ〜」
声をかけるタイミングが私とちがったところでかける息子。そう、私は明治、息子は早稲田を応援しているんです。
 「悪いな、32−24 明治の勝ちだ」
 「いいさ 早稲田52勝2分37敗、対明治通算では早稲田が勝っているさ」
 「大学選手権でも勝ちたいね」
ラグビー大学選手権は今年が第52回、ということは卒業して52年の私の学生時代にはまだなかったんですね。 今年創設50周年を迎えた青年海外協力隊も学生のころはなかったのですが、協力隊の一員として平成六年にブルガリアに行った甥がいます。 今も青年海外協力隊関係の仕事をしている彼に頼まれて、創設50周年記念に創られた映画を見てきました。「クロスロード」、青年海外協力隊での活動を通じて成長していく男たちの姿を描いた映画です。 出演はEXILEの黒木啓司ほか、渡辺大、TAO、長塚京三など。なかなかいい映画でした。エンディングロールのBGMに流れていた中島みゆきの「ヘッドライト・テールライト」が懐かしくよかった。 時間がございましたらご覧下さい、11日まで上映されています。
寒くなりました。二十四節気「大雪」です。今年もあとわずか、お風邪を召しませんようにご自愛下さい。

  2015.12.8

 

 小雪

1階のギャラリーで仏師山口幹也さんの仏像彫刻展が開かれたのは一昨年の8月でした。「住立空中」というタイトルにひかれて入ってみました。 雲に乗って空に浮かぶように展示された阿弥陀如来像、虚空蔵菩薩像、観音菩薩像、勢至菩薩像、地蔵菩薩像、不動明王像 (順不同 ^^;)、 気品に満ちた優しいまなざしの仏さまたちでした。
  「薬師如来像は?」 この十年大病が続き、6月にも手術を受けたばかりの私は、思わず山口さんに尋ねていました。
  「今回は展示されていませんがご希望でしたらお造りしますよ」。そのときは小さなお地蔵さまをいただき、お薬師さまの制作をお願いしてきました。
  今、わが家の玄関には、お地蔵さまと後日できあがった薬師如来像が飾られています。今年は誕生仏像も加わって玄関を通るたびにこころの中で手を合わせています。 この年令で同窓会、クラス会に行くと病気と薬の話しばかりと笑っていましたが、人間そんなに強い人ばかりではないですね。  どんな宗教でもこころの問題ですから、強制されたりするものではありませんが、自分のこころに感じるものがあれば、そのことを話すことはいいと思います。 人はみな弱いものです。
   「強くなること、それは優しいことだよ」と、まだ幼い息子に話したことがありました。禅問答のような会話を幼い息子を寝かしつけながらふとんの中で話していたことが懐かしく思い出されます。
 「おとうさん 100ぐらいまで生きてね」。涙がでそうなうれしい会話でしたが、息子は覚えていないと思います。忘れられないことばでした。
二十四節気「小雪」 あちこちから雪のたよりが届きます。寒くなりましたね。ご自愛下さい。

  2015.11.23

 

 立冬
   白樺2015.11.白樺の雄花2015.

 わが家のビルの角に1/2uの狭い土地があります。三角形です。そこに一昨年白樺とローリエ(月桂樹)を植えました。高さ1mほどの月桂樹は樹勢が強く、刈り込んでやらないとどこまでも伸びるような勢いでした。夏の暑さに耐えられるか心配していた白樺は、西洋白樺ロイヤルフロストという種類で、麻布十番の土になじんでびっくりするほど大きくなりました。今年一年で2mくらい伸び、2階〜3階の階段の途中までの高さになりました。現代っ子のようにひょろっと、高さのわりに細い幹ですが、幹の白さはいいですね。白樺は雌雄同株で春に5cmくらいの小さなキュウリのような形の雄花が見られましたが、雌花がどれかわかりませんでした。しっかり大きく育って十番のシンボルツリーになるといいなぁって感じです。12月になるときれいな紅葉が見られます。今度は紅葉の写真をUPします。お楽しみに。

面白い形の雄花→

  2015.11.8

 

 霜降 

 麻布は坂の多い街です。わが家の隣りスーパー「ピーコック」を過ぎると緩やかな上り坂「大黒坂」です。 坂の途中に大黒様を祀った大法寺があります。少し傾斜がきつくなって上り切ったあたりが「一本松坂」、  麻布七不思議のひとつ「一本松」があります。右から「暗闇坂」「たぬき坂」の道が合流してきます。暗闇坂の中程にはオーストリア大使館があります。 二つの道にはさまれて古い洋館が建っています。 

大黒坂 一本松坂 たぬき坂 くらやみ坂

阿部美樹志邸 阿部美樹志邸−2  大正13年に建てられたこの建物は、日本の鉄筋コンクリート工学の開祖といわれる建築家阿部美樹志(あべ みきし)氏が自邸として設計されたものです。 現在は美樹志氏のご子息で、芭蕉研究の第一人者阿部正美氏がお住まいですが、90年も前の建物ですからかなり劣化しているのでしょうか、 取り壊すとの噂を聞きました。ちょっと残念に思い写真を撮ってきました。玄関にはきれいなステンドグラス、大正時代の豪邸だったことが想像されます。
 麻布十番商店街は戦災にあい、すべてを焼失した私の父も 「50年の努力灰燼に帰す」 とメモっていました。 坂の上の阿部邸周辺は戦火にもあわず、駐留軍(古い言葉ですね)に接収された豪邸も多かったところで、戦後しばらく停電の多かった時でも  このあたりは停電のないお屋敷町と言われていました。
 大正時代に民家としての鉄筋コンクリート造りの建物は、歴史的価値もあると思われますし、 残して欲しい気もしますが、お住まいの方は不自由なのでしょうね。
 二十四節気「霜降」 寒くなりましたね。ご自愛下さい。

    2015.10.24.

 

 寒露 

車山山頂から 9月27日の中秋の名月、翌28日のスーパームーン、ご覧になりましたか。両方とも見そこなった方にチャンス、名月十三夜です。旧暦9月13日、今年は10月25日(日)が「後の月見」十三夜。中秋の名月は満月ですから、 後の月見も9月15日の満月にすればいいようなものですが、微妙にちがう十三夜をめでるのは日本人の感性ですね。細かなことを言うと今年の中秋の名月は月齢13.8、 スーパームーンの28日が月齢14.8の満月だったようです。でも、どちらも真ん丸できれいなお月さまでした。ちょっと早いですが来年の中秋の名月は9月15日、お忘れなく。

 10月2日3日、爆弾低気圧を心配しながら蓼科高原を駆ってきました。心配をよそに素晴らしい天気に恵まれ秋の山を堪能してきました。 車山山頂からは文字通り360度の展望、近くの八ヶ岳連峰はじめ南アルプス、中央アルプス、北アルプス、富士山までもはっきりと見ることが出来ました。 紅葉には少し早かったのですが、高原は白いすすきの穂がさわやかな風にゆれてこころリフレッシュのドライブでした。 写真は車山山頂から 左に八ヶ岳連峰、右に南アルプスの山々、 中央に霊峰富士。 二十四節気「寒露」、秋から冬へかけ足に季節が移ります。ご自愛下さい。 

  2015.10.8

 

 秋分 

シルバーウィーク如何お過ごしでしたか。5連休、9連休を楽しんだ方も多いようですね。お店を閉店して4年、私は365連休、サンデー毎日の日々ですが、今年のような連休は今度は2026年までないそうです。国民の祝日に関する法律が改正されればもっと休日が増えるかもしれませんね。私が子どものころの祝日は9日でしたから、今年の国民の祝日の15日、来年は新しく山の日が加わって祝日16日というのはずいぶん増えたものですね。休日は多い方が楽しいですが、国民の祝日にプラスして日曜日が祝日と重なった時の月曜日を振替休日、祝日と祝日にはさまれた平日を国民の休日にするという法律、わかりにくいですね。
ブッシープレコ 前回紹介した熱帯魚、イエローハニーグーラミーの独眼竜「政宗くん」今日も元気に泳ぎ回っているのですが、水槽の主のようなブッシープレコが昨日死にました。わが家の水槽では一番大きく約10cm、5年半グロテスクな風貌で小さな熱帯魚コリドラスを追いかけ暴れまわる「いじめっ魚」でしたが、いなくなるとちょっと寂しい水槽に見えます。
グロテスクですがキモカワなやつでした。

 国勢調査は終わりましたか。わが家にはいまだに用紙がきていません。町会に聞きに行くとポストに入れたとのこと。ちょっと手抜きの調査員というよりひどい調査員だと憤慨しています。調査のやり方の講習を受けて、一軒づつ配布して対応が困難な場合はポストにというのが国勢調査だと思うのですが、はじめからポスティングでは見ない人もいるだろうし、気がつかないで広告チラシと一緒に処分ということもあると思うのです。わが家の用紙はどうなったのか、ただポストに入れればいいと思うような感覚の人を調査員にするなと腹立たしく、これじゃ正確な国勢調査はできないなぁと思う今日この頃です。 

  2015.9.23

 

 白露 

グーラミー01グーラミー02 エルニーニョ現象、地球温暖化だけでは片付けられない異常気象ですね。日照不足で「もやし」になりそうです、アハハ。今年は台風も例年より多いですね、夏バテの出るころですがお元気にお過ごしでしょうか。
 子どもが小さいころ、夏の縁日ですくってきた金魚。金魚はすぐ死んでしまったのですが、せっかく買った金魚鉢だからと飼い始めた金魚でした。金魚から熱帯魚になり、金魚鉢から水槽になってもう20年です。何台もの水槽でいろいろな熱帯魚を飼ってみましたが、今は90cm水槽一台でポピュラーな、というか安い熱帯魚と水草の緑を楽しんでいます。先日、イエローハニーグーラミーを5匹飼ってきました。4cmほどの可愛い魚です。水槽に移して気がついたのですが、片目のない個体が1匹いました。動き回るたくさんの魚をすくって袋に入れ、酸素を吹き込み新聞紙で包み・・・、手早い動作の中で熱帯魚店の店員さんも気がつかなかったのだと思います。取り替えてもらいに行けば、多分大きな魚の餌にされちゃうかな、そう思ってわが家が飼うことにしました。
 「片目でここまで育ったこと 頑張ったな〜!」って感じです
雄か雌かわかりませんが「政宗くん」と呼んでいます。90cmの水槽の中で他の熱帯魚と一緒に今日も元気に泳ぎ回っています

  2015.9.8

 

納涼まつり2015 処暑 

 8月8日の「立秋」から2週間、何となく涼しくなったかなと思ったのは気のせいですね。今日は「処暑」、暑さがまだ停っているという意味だそうです。二十四節気「処暑」の次は「白露」ですが、まだまだ暑さが続きそうですね。夏バテしないようにお気を付け下さい。
 麻布十番では昨日今日(8/22.23)「納涼まつり」が行われています。若いころ、そう若いころ商店街理事として無我夢中でやってきた行事ですが、理事を辞めお店も閉店して4年も経つとちょっと覚めた目で見ています。3日間だったまつりも2日間になり、毎年出店許可で苦労した露店商の出店も今はなく、商店街のお祭りになったのですが、それでも人出は相変わらずです。無事故であることを願って2日間天気だといいなぁと思いながらの二日間です。私が理事の時、パティオ十番の一角に小さなステージを作って、世界の恵まれない子どもたちのために行っていた「赤い靴の女の子きみちゃんのチャリティー」は、今は行われず寂しい思いですが、チャリティーを手伝って下さっていた方が訪ねてきて下さったりして、ちょっとほっとしています。きみちゃんのチャリティーは、像の足もとに置かれた小さな貯金箱だけですが、今春までに子どもたちにためにユニセフに送った浄財は累計1304万円になりました。これからもずっと続けていくつもりです。ご協力下さい。
 納涼まつりが終わると秋祭りです。秋祭りは本来のお祭り、十番稲荷神社の例祭です。お祭り好きの人にはいいのでしょうけれど・・・。
 

  2015.8.23.

 

 立秋 

2015納涼まつりポスター 東京では昨日まで8日連続の猛暑日でした。今日の「立秋」は何となく涼しさを感じますが、気温は30度を超えています。 今日から秋、次にくる季節への期待をこの暑さの中に感じているようです。  「二十四節気」ごとに近況報告のようなコラムを書いているのですが、この「二十四節気」は太陰暦を使っていた時代に一年を二十四等分した季節の節目です。  もっと大きく分けた季節の節目が「二至二分」と「四立」(よんりつ)です。 夏至、冬至の「二至」と春分、秋分の「二分」はそれぞれ四季の季節の真ん中です。  昼と夜の長さが同じ春分と秋分は、それぞれ春と秋のど真ん中、昼が最長の夏至と夜が最長の冬至はそれぞれ夏と冬のど真ん中というわけです。  そして春夏秋冬、四季のはじまりが「四立」です。 立春、立夏、立秋、立冬の「四立」は季節の始点というわけです。 「二至二分」と「四立」を合わせて「八節」といい、 「八節」をさらに三分割して季節の節目を細かく分けたのが「二十四節気」です。
 今日は「立秋」、秋のはじまり、「秋分」が秋の真ん中、そして「立冬」が冬のはじまりと、時が、季節がうつっていくのですね。 一番暑さの厳しいときに「立秋」というのは、これからすこしずつ涼しさがまして、日一日秋を感じるようになるころということなのでしょう。
 まだまだの暑さですね、夏バテしないようにご自愛下さい。

 2015.8.8.

 大暑 

無呼吸検査 暑中見舞いの季節です。クーラーもなかった子どもの頃と比べると、家の中では格段に過ごしやすいはずですが、でも暑いですね。クーラーはタイマーで寝付いた頃に切れるようにして、朝方また入るようにセットしてあるのですが、夜中に目が覚めるとついついスイッチを入れてしまいます。夜中に何度か目が覚めるのは歳のせいかもしれませんが、睡眠時無呼吸症も関係しているのかと検査を受けました。一泊入院して寝ている状態を検査するのですが、写真のように頭から足の先までコードだらけ、これで寝返りもトイレもOKといわれてもなかなか寝付けませんでした。夜7時にセットして朝7時までこの格好でした。二週間後に検査結果を聞きに行くと、
 「けっこう重症ですよ 最高90秒も呼吸が止まっていましたよ」 といわれ
治療器具も用意されていました。Cパップという、鼻に装着したマスクから空気を送り込み、一定の圧力を気道にかける器具です。寝るときにCパップを付けて寝るのですが、気になってなかなか眠れません。とりあえず一年は続けなければならないようです。還暦をすぎてからいろいろ大病を繰り返し、二度の開腹手術、硬膜下血腫で頭部の手術も、五度の入院なんて自慢にもなりませんね。そして今度は睡眠時無呼吸症、心房細動、胆嚢壁の肥厚・・・。主治医曰く 「対処できる時にわかってよかったじゃないですか」。何もない方がよかった・・・。酷暑、ご自愛下さい

  2015.7.23.

 

 小暑 

 うっとうしい梅雨の季節ですが、如何お過ごしですか。うっとうしい梅雨を忘れて楽しいバス旅行に行こう!ってお話ご存じですか。
 ♪パッピー バスで 梅雨〜〜。 (-.-)
 7月7日、七夕ですね。雲に隠れて牽牛と織女が二人だけのデートを楽しんでいるかもしれませんね。七夕は梅雨時ですから、なかなか天の川に遊ぶ二人を見ることはできませんね。そんな思いで空を見上げることも少なくなったこの頃ではありませんか。笹に願いをこめてなんて子どもたちの行事だとお思いでしょうか。棚機女(たなばたつめ)、棚幡と書いてお盆の行事のひとつだったという説もあります。とすると子どもの行事ではなく大人の行事ですね? でも、♪お星さまキラキラってロマンチックな方がいいですね。
 昔のように旧暦の8月7日ころに七夕をすると、きっと二人のデートが見られたのかもしれませんね。ともあれ、こんな子どものようなことを考える気持ちをいつまでも忘れないように、みなさんも老け込まないで下さい。
 まぶしい真夏の太陽との再会ももうすぐです。長雨に気持ちが湿ってしまわないように、ご自愛下さい。

  2015.7.7.

 
★ 夏至

  梅雨の晴れ間、東京の今日は晴ですが みなさまのところは如何ですか。局所的に豪雨というのも温暖化の影響でしょうか。22日、父の命日でした。もう43年も前のことですが、毎月命日にはお墓参りをしていました。そのお墓参りも続いたのは1、2年だったでしょうか。今では春、秋のお彼岸だけ墓参の不信心、反省しています。
 友人のお父上のお話ですが、奥さんを亡くしてから10年以上毎月の命日に墓参を続けていたそうです。墓所はかなり遠くの霊園と聞きました。わが家の菩提寺は10分ほどの近さにあるのですが・・・。父の日に墓参もありかなと思っていたのですが、昨日でしたね、父の日は。来年こそ・・・アハハ。
 わが家の父の日、忘れられていたようです。息子が小さかったころは似顔絵のプレゼントもありましたが、父の日は母の日にくらべてマイナーですね。父の日に黄色のバラなんて知らない人の方が多いのでは。似顔絵の頃が懐かしい今日この頃です。うっとうしい梅雨、雨の日が続くと思います、ご自愛下さい。 

  2015.6.22.

 
★ 芒種

回向柱−1 回向柱−2長野の友人のお見舞いを兼ねて善光寺参りに行ってきました。七年に一度のご開帳の回向柱に触れて、健康であることをあらためて祈りました。手術間もない友人も元気な笑顔を見せてくれホッとしました。
 善光寺の前立本尊と結ばれた回向柱はみなさんもご存じだと思いますが、もう一本の回向柱が立てられていたのをご存じですか。塔頭寺院のひとつ釈迦堂通りにある世尊院の前には、善光寺の回向柱と同じ木を分けた少し小ぶりの回向柱が立てられていました。世尊院には釈迦涅槃像(重要文化財)がまつられ、お釈迦様の右手に結ばれた糸が回向柱に結ばれていました。世尊院住職に直接ご案内いただき、とてももったいない感じのお参りでした。

ヒメシャラ 小満でご紹介したわが家の鉢植えのヒメシャラが白い可憐な花を咲かせました。初めてみたのですが清楚な感じがいいですね。ツバキ科の宿命のように一日で花が散るのがちょっとさびしのですが、となりの白樺の木は今年も元気に育っています。

 二十四節気「芒種」、梅雨入りしましたね。うっとうしい梅雨の季節ですが真夏の太陽との再会もすぐです。ご自愛下さい。

  写真左は善光寺回向柱、写真右が世尊院回向柱、ヒメシャラの花です。

  2015.6.5.

 
★ 小満

しらかば−1しらかば−2 すがすがしい青葉の季節ですね。緑樹って言うけれど、葉は青葉ですね、緑葉なのに。 (*^_^*) わが家の角に1/2uの小さな庭があります。1m×1mの半分 三角形です。以前植えていたクレストが何故か突然枯れて、一昨年白樺と月桂樹を植えました。白樺は東京では暖かすぎて育たないかな、逆に月桂樹は樹勢が強く大きくなるよと言われました。両方とも元気に育ってよろこんでいたのですが、風通しが悪かったのか月桂樹の葉に虫がついてしまいました。ハマキムシのようです。白樺にはつかなかったようなので、昨日月桂樹の枝葉をほとんど丸坊主状態まで刈り込みました。
 今日は三田にあるケーヨーデイツーまで散歩がてらに行って、これからの夏の花を少し買ってきました。冬から春へ、きれいに咲いて楽しんだビオラから植え替えです。ペチュニア、トレニア、サフィニア、ゼラニューム、秋まで咲き続けてくれると思います。今度は虫がつかないように気を付けて育てましょう。
 左の鉢はヒメシャラです。もうじき白い花が咲くと思います。白いカードが3枚、それぞれの木に付けてあります。木の名前が書いてあります。「何の木ですか」と聞かれることがあるので。「西洋白樺・ロイヤルフロスト」
「月桂樹・ローリエ」「姫沙羅・ヒメシャラ」
二十四節気「小満」、梅雨ももうすぐですね。今年は台風も多そうです、ご自愛下さい。

  2015.5.21.

 
★ 立夏

 ゴールデンウイークも今日まで、お天気に恵まれてお出かけの方も多かったのではないでしょうか。わが家は例年通り白金の清正公さまにお詣り、勝ち守りをいただいてきました。連休中はどこに行っても混んでいるからと、あいかわらずひきこもりの毎日、ふと、この季節の童謡を口ずさんでみました。季節毎にいい詩があるのなぁと思うのですが、でも、今の子どもたちは歌っているのだろうかと・・・。みなさんはいかがですか、歌を忘れたカナリアになっていませんか。
 茶摘み 「夏も近づく八十八夜 野にも山にも若葉が茂る あれに見えるは 茶摘みじゃないか あかねだすきに菅の笠」
  こいのぼりの歌は 「屋根より高い鯉のぼり」でしょうか、それとも 「甍の波と雲の波」 どちらを思い出しますか。
 背くらべ 「柱のきずは おととしの 五月五日の 背くらべ・・・」 ちまき食べ食べ兄さんが計ってくれた背のたけは、なんで去年じゃなくておととしなんだろう。
今日は立夏ですが、夏の歌もいろいろありますね。「夏は来ぬ」 「夏の思いで」 「海」 「浜辺の歌」 「われは海の子」 「花火」 「みかんの花咲く丘」etc.etc.仁さん古いって言われそうですね。「古い奴だとお思いでしょうが、古い奴ほど新しいものを欲しがるもんでございます」なんちゃって、やっぱり古い²。
  二十四節気「立夏」 真夏の太陽との再会ももうすぐですね。その前に梅雨 不順な天候がつづくようです。ご自愛下さい。 

  2015.5.6.

 
★ 穀雨  

 「清明」のコラムに 満開の桜、桜の開花も年々早くなり、もう散ってしまったでしょうかと書きました。
千葉県にお住まいのM.Sさんからこんな便りをいただきました。

 「・・・ところで、一年中桜満開のところがあるのを知っていますか。我が家では一輪ですが、仕事場では五輪いつも満開です。品種は、かの有名な「うば桜」です。いつも満開なんですが、なんて言ったらいいのかなぁ、ん、きれいですよ・・・。お宅にも一輪咲いていますか、アハハ」

 M.SさんにReメールしました。

 「うば桜、本来は年を重ねても美しい女性だそうですよ。葉が出るより先に花が咲く、葉がない、歯がないから年とった女性をさすようになったと辞書にあります。貴兄の家のうば桜は本来の意味の美しい桜でしょう。ごちそうさま」

 このメールに返信は来ていませんが、葉のない「うば桜」に噛みつかれていなければいいのですが。二十四節気「穀雨」です。
 え〜と、お宅にも一年中美しい桜が一輪咲いていませんか、アハハ。

 2015.4.20.

 
★ 清明 

 満開の桜も今日の雨でだいぶ散ったでしょうか。年々桜の開花が早くなっているように思われます。昔は小学校の入学式は桜満開の校庭で記念撮影でしたね。
 私の母校港区立南山小学校は明日が入学式です。少子化の昨今、今年は何人の一年生が入ってくるのでしょうか。

水槽−01水槽−2熱帯魚の水槽、
しっかり水換えしているのですが、藻の発生に困っています。餌のやり過ぎで水が汚れる、ろ過が機能していない、照明が明るすぎるetc.原因はいろいろ考えられるのですが、水草に緑色の藻がびっしりついてしまいました。やむを得ず水草を全部撤去して様子をみていますが、水草のなくなった石庭のような水槽に熱帯魚が戸惑って泳いでいます。
これもまたいいかなぁ・・・です。

 2015.4.5.

 
★ 春分 

 富山県にお住まいのJ.Mさんからこんな近況報告のメールを頂きました。

  「わたしはこの三年、断捨離の毎日です。
  ちまちま貯めた年金では間に合わず、生命保険を中途解約して、陶芸、書庫に蔵を改造、すっきり快適になりました。
  あと最大の断捨離が残っていますが、これは気が遠くなるような難題です。
  断捨離される場合もあり得るので、ここは、微妙な最後のお品です」

喜寿をすぎた人生の大先輩ですが、
  「旧姓になられませ、どうぞ」という言葉を飲み込みながら、
  「本気で声に出してもいいかなとさえ思うこの頃です」 というメールでした。

「断捨離」というのは、ご存じのように、やましたひでこ著の「断捨離」から2010年の流行語にもなった言葉です。 ヨガの断行、捨行、離行からの言葉ということですが、わかるなぁ、この何年か大病を繰り返してきた私ですから、生活、人生の断捨離を考えなくてはと思います。 J.Mさんの言われる微妙な最後のお品、断捨離するかされるか最後のお品は、ほんとうに微妙なお品ですね。春分の日、お墓参りしながら考えてみますか。 二十四節気「春分」です、暖かくなりました。桜のたよりもそろそろですね。

 2015.3.21.

 
★ 啓蟄 

フーガ−2 フーガ−1  三月に入ってだいぶ暖かくなってきましたね。お変わりなくお過ごしでしょうか。
 雨水で書いた新車、思ったより早く納車されました。納車前夜は幼稚園児の遠足のように、ひつじを数えながら寝ました。歳のせいか意外と早く、ひつじが50匹くらいで寝られたようです。  50年無事故の仁さんですが、ハイブリッドははじめて、ちょこっと戸惑う運転感覚もありましたが、さっそく神奈川の寒川神社まで無事故祈願をかねてドライブ、やはり畳と車と○○は新しい方がいいですね。 「神奈川の寒川神社」と書いたのは、ナビに「寒川神社」と入力したところ千葉にも同じ寒川神社があったからです。同じ名前の神社が他にもあるかもしれませんね。 新しいナビはピンポイントで寒川神社まで案内してくれました。リチウムイオン電池のモーターでの発進は静かそのもの、慣らし運転後のドライブが楽しみです。 ナビの機能も格段によくなっているのですが、操作のボタンも複雑になって使いこなすまで時間がかかりそうです。パソコンやスマートフォン、IT器機のマニュアル本も理解に苦しむ書き方が多いのですが、 車もしかり3700ccの複雑な車を動かすのに、取扱説明書はこの本だけって感じです。習うより慣れろ、サンデー毎日のヒマな仁さんですから毎日あちこち駆らせてみようと思っています。 事故、違反のないようにね。二十四節気「啓蟄」ですが、まだまだの寒さ、ご自愛下さい。

←左 7年乗ったフーガ、無傷です。 右→ 新しいフーガハイブリッド、ナンバーは同じです。

  2015.3.5.

 
★ 雨水 

 18日は雪の予報、積雪を覚悟していたのですが雨、積もらないでよかった。そんな今日この頃ですね。雪から雨になるころ二十四節気「雨水」です。 北国の豪雪は例年以上のようですが、東京は雨でほっとしています。みなさんのところはいかがでしたか。
 古稀を過ぎて運転免許証を返上した友人が何人かいます。50年無事故(違反はちょっと)、運転の好きな私としてはまだまだ車に愛着があります。 免許を取って初めて買った車は日産サニーでした。それからシルビア、スカイライン、グロリア、セフィーロ、フーガと日産一筋です。前回フーガを買ったとき、これが最後の車かなと思っていました。 7年乗ってキズ一つなく新車同然、走行距離もまだ23000kmでした。そんな時、担当のセールスがやってきて「フーガがモデルチェンジして2月中旬に発売になるんです。他にお願いするところがないんです、助けて下さい」。
 新しいのがいいのは畳と女房だけでなく、車も新しいのがいいですね。デザインの良さだけでなく、エマージェンシーブレーキや全方位の安全運転支援等々、 Webカタログを見ていると50年無事故のご褒美、何か楽しみもないと生活に張りがないからなんて自己弁護しながら、担当のセールス氏を助けてあげることにしました。 新しい車は白いフーガハイブリッド、3月中旬の納車予定です。暖かくなったら遠出ドライブをと楽しみにしています。
  二十四節気「雨水」、雪から雨に変わる季節といってもまだまだの寒さ、3月4月に雪のこともありますね。ご自愛下さい。

  2015.2.19

 
★ 立春

 節分に恵方巻きを食べるっていつからの風習でしょうか。 関西の海苔問屋さんがはじめたとか、セブンイレブンがはじめたとか、いろいろ説があるようですね。 恵方とは正月にその年の神様、歳徳神(としとくしん)のある方角をいい、その年の恵方に向かって太巻き寿司を食べ一年の福徳を祈ることがはじまりだったと言われています。 とすると恵方巻きを食べるのはお正月の行事でしょうか。いずれにしても節分に恵方巻きを食べるというのは、つい最近一般的になったような気がしますし、 太巻きの丸かじりというのは何となく品のない食べ方のようで、商魂におどらされているような気もします。みなさんは恵方巻き食べましたか。恵方巻きを食べることより、 節分の主役は豆まきではないでしょうか。土用の丑の日のウナギ、ハロウイン、バレンタインデー、ホワイトデー、オレンジデーetc.商魂たくましい新しい行事も長く続けば伝統になるのでしょうか。
 暦の上の春、まだまだ寒い日が続きますね。今日は済生会中央病院で採血と腹部の超音波検査をしてきました。採血のとき血管にうまく入らず、針の刺し直しをされちゃいました。痛かったぁ〜! 
(;_;)
 寒さが続きます、ご自愛下さい。

  2015.2.3.

 
★ 大寒

赤いマフラー 1月10日、赤い靴の女の子「きみちゃん」像に暖かそうなファーのマフラーをかけて下さった方がいました。 小便小僧の着せ替えのようにモニュメントに何か着せるのは、像の作者に失礼だと思うのですが、マフラーくらいならいいかなと思っていました。 2007年2月にも赤い手編みのマフラーがかけられたことがありました。このときは朝日新聞が写真入りで全国版に掲載、春分までマフラーをはずせませんでした。 今回は、一週間で、あれっ!ファーがない。前日の雨にぬれたので、乾かすのにはずしたのかなと善意に思っていると、二日後に新しいファーがかけられていました。 何となくうれしくてご報告です。
 赤い靴の女の子「きみちゃん」のチャリティーは今年で27年目です。「十番だより」の編集を担当していた頃から関わっていますから、きみちゃんとは30年のおつき合いです。 地元のさわやか信用金庫に「岩崎きみ」名義で口座を作り、一年分をまとめてユニセフに送ってきたのですが、「岩崎きみ」名義はいわば架空の名義ですから、名義を変えるように再三言われてきました。 はじめて口座を作った27年前はOKでしたが、今は「岩崎きみ」で口座を作ることはできません。個人情報、本人確認etc.わかるのですが、ATMで入金の時はいいのですが、 カードがないのでユニセフに送るとき出金すると 「岩崎さん、本人確認」と言われ毎回困っていました。ずっと「きみちゃん」の口座にこだわっていたのですが抵抗もここまでかなと、 先日「赤い靴チャリティー」の会を作って口座名義を変更しました。今春も世界の恵まれない子どもたちのために一年分の浄財をユニセフに送ります。今年は27年の累計が1300万円を超えると思います。 ご協力下さった大勢の方たちにこころから感謝です。ありがとうございました。きみちゃんのお話 
http://azabu10ban.tokyo/kimi/kimi-1.html  もご覧下さい二十四節気「大寒」、寒さはまだまだ厳しいですね。インフルエンザも流行っています。ご自愛下さい。

  2015.1.20.

 
★ 赤い靴の女の子「きみちゃん」とマフラー   

きみちゃんとファー 二十四節気「小寒」、厳しい寒さが続く今日この頃ですが、きみちゃんに暖かなプレゼントを下さった方がいます。10日土曜日の朝、いつものようにチャリティーの浄財を取りに行くと、きみちゃんにファーのマフラーがかけられていました。暖かそうで何となくきみちゃんが笑っているように思えました。ありがとうございました。

 私がきみちゃんに出逢ったのは、もう29年も前、昭和62年の春でした。野口雨情の童謡「赤い靴」にモデルの女の子がいて、その女の子「きみちゃん」が麻布十番と関わりがあるらしいという話を聞いたのがはじまりでした。

赤い靴はいていた女の子
異人さんに連れられて行っちゃった

  横浜の波止場から 船に乗って
  異人さんに連れられて行っちゃった

    今では青い目になっちゃって 
    異人さんのお国にいるんだろう

       赤い靴見るたび考える 
       異人さんに逢うたび考える

 野口雨情作詞、本居長世作曲の童謡「赤い靴」は大正10(1921)、児童雑誌「金の船」に発表されました。モデルの女の子「きみちゃん」は「岩崎きみ」、明治35715日に静岡県不二見村(現静岡市清水区)で生まれています。お母さんの岩崎かよさんは18才のシングルマザーでした。かよさんはまだ赤子のきみちゃんを連れて北海道に渡ります。いろいろな事情からきみちゃんは養女に、かよさんも厳寒の開拓農場で苦労を重ねますが・・・.詳しくはこのサイト「赤い靴」のページをご覧下さい。

 かよさんがアメリカで幸せに暮らしていると信じていたきみちゃんは、当時麻布永坂町にあった孤女院で一人寂しく9才で亡くなっていました。十番だよりの編集を担当していた私は、昭和6210月号の十番だよりに「赤い靴の女の子はこの街で眠っています」という記事を書きました。3才で養女にだされ、5才で孤女院に預けられ、9才で一人寂しく亡くなったきみちゃんの不幸を、今、繰り返してはいけない。母と子の絆の大切さをみんなに知ってもらいたい、そんな思いできみちゃんのお話を十番だよりに書き続けました。
「またきみちゃんかよ、十番のきみちゃん(私の名前)だな」と揶揄されながら2年、港区の協力を得てきみちゃんの像を建てることができたのは、平成元年228日のことでした。雨の降る火曜日でした。彫刻家の佐々木至さんの建てる作業を寒さも忘れて見ていたことを昨日のことのように思い出します。

 はじめは18円でした。像が出来たその日の夕方、誰かがきみちゃんの足もとに置いてくれた温かな心がチャリティーのはじまりでした。あれから27年がたちました。世界の恵まれない子どもたちのためのチャリティーは一日として途絶えることなく今も続いています。子どもたちのためにユニセフに送られた浄財の累計は、昨春までに1274万円になります。1510円、小さな、温かな、きれいなこころの積み重ねでした。27年の間にはいろいろなことがありました。続けてこられたこと、温かなみなさまのお心があったからと厚くお礼申し上げます。ほんとうにありがとうございました。 (きみちゃんのページ→)

 2015.1.12.

 
★ 小寒 

  あけましておめでとうございます今年もよろしくお願い申し上げます 
ひつじ
 松の内も七日まで、正月飾りをはずして、無病息災を祈って七草がゆをいただき、あっという間のお正月を振り返っています。
十一日は鏡開き、十五日は小正月、どんど焼き、古き良き風習は伝えていきたいものですね。 関西では十五日まで松の内というように、地域によって行事の日にちは異なることも多いようです。正月飾りの門松、しめ縄、輪飾り、鏡餅etc.続けていきたいですね。 お飾りの処分は小正月の「どんど焼き」で焚き上げるのですが、防火のためでしょうか都市の神社ではほとんどやっていないようです。だからといって、はずしたお飾りをただゴミ箱にポイはだめですよ。 塩でお清めして紙に包んで、他のゴミと分けて出すようにしたいものですね。

 今年もよい年でありますように心からお祈りいたします。寒さはこれから、ご自愛下さい。

2015.1.7.

 
★ 冬至

白樺−1 白樺−2 昨年秋に植えた西洋白樺の木、春の芽吹きが遅く、枯れたのではと心配していました。4月の末にやっと芽を出してからは元気いっぱい、緑の葉を楽しませてくれました。 5月には珍しい形の花を見せてくれました。雌雄同株の白樺の花を見るのははじめてでした。芽吹きの遅れたわが家の白樺は、紅葉も遅れて、今、きれいな黄葉見せてくれています。 高原や北国の樹種ですから、白樺にとって東京は暖かなのでしょう。それでも冬の寒さを感じて、もうすぐ落ち葉して春の準備をはじめることでしょう。来春の芽吹きが楽しみです。

マンションの5階のAちゃん、この季節になるとドアに「サンタさんへ」の便りを貼っていました。Aちゃんも今年から中学生、さすがにサンタさんにお便りは書かないかなと思っていたのですが、昨日5階のドアを見ると “To Santa Claus”。中学生になって英文でHead Phoneをお願いしていました。サンタさん、今年も来てくれるといいですね。
 

二十四節気「冬至」、今年もあと10日。カボチャを食べて柚子湯に入って、たのしいクリスマスを、良い新年をお迎え下さい。

2014.12.22.

 
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